http://sidecore.net/

In 2012“SIDECORE”project was founded and initiated by young artist volunteers. The central concept behind the project is “the extension of the self within the city”, in which the “city” signifies both urban space and public virtual space on the internet.

  

rode work

SIDE CORE  -RODE WORK- 
BABU, EVERYDAY HOLIDAY SQUAD, STANG, 森田貴宏

 

SIDE COREは2012年高須咲恵と松下徹が発足し活動を開始。「都市空間における表現の拡張」をテーマに活動を行っています。今回は、このスケートパークでBABU, EVERYDAY HOLIDAY SQUAD, STANG, 森田貴宏が作品を展示します。

今回石巻のReborn-Art Festivalに参加することになりました。震災から6年が経ったこの街は、”震災後”という時間に1つの区切りをつけようとしているように見えます。私達が展示をする倉庫街の元スケートパーク「Onepark」、震災後の混乱の中で始まったこのあそび場は、今年7月11日に利用停止を宣告されました。この困難のなかでOneparkに関わる全ての人たちは新しい時間と、この場所からスケボーや生きることを学ぶ子供たちに向けて、この場所をつなげる決断と行動をしています。私達はこの重要な変化の瞬間におこった出来事を、いくつかの作品として具現化します。

– – – – – – 

 

 

参加アーティスト: BABU, EVERYDAY HOLIDAY SQUAD, STANG, 森田貴宏
共同制作:BIEN, 播本和宜, Nampei Akaki
会期:2017年7月22日 – 9月10日
会場:〒986-0022 宮城県石巻市魚町1丁目2−10
時間:10:00-17:30
参考サイト:http://www.reborn-art-fes.jp/

artists:BABU, EVERYDAY HOLIDAY SQUAD, STANG, Takahiro Morita
collaborator:BIEN, Kazunori Harimoto, Nampei Akaki
term:July 22th – September 10th
site:”Onepark” 1-2-10Sakanamachi, Ishinomaki, Miyagi(zip)986-0022
open:10:00-17:30
web site:http://www.reborn-art-fes.jp/

 



「oneenergyBlue」- BABU

スケートパーク内に、巨大な防潮堤を題材にしたスケートランプとスケートボードに見立てた漁船がそのランプを登り上がろうとする風景をつくりました。

ブロックを積み上げた巨大なランプは、もともとベースとなる構造がありました。それはまだOneparkをオープンした当初、誰かがノウハウの無いうちに衝動的にランプを作ろうとして挫折した残骸でした。アーティストでスケートボーダーでもあるBABUはその「途中」を引き継ぎ、Oneparkの壁面に残る津波の跡、その高さまでブロックを積み上げました。この巨大なスケートランプに登ろうとしている船は、もともとは津波によって破損し、処分されようとしていた漁船です。津波によって廃棄されることになったこの漁船にこそ、津波の高さを超えさせる、この作品にはそのような物語が込められています。BABUはストリートカルチャーの源泉となる前向きな行動と思考をもちつつ“忘れられてしまう”“忘れようとされる”過去の物質に向き合い、未来への希望を象徴するモニュメントを作りました。

 

 

「line wave」- 森田貴宏

日本屈指のプロスケートボーダーである森田貴宏は、今回の「Oneparkのスケート利用停止」という状況を逆手にとり、建物と建物の境界線の隙間にまっすぐに細く伸びるスケートパークを制作しました。森田はストリートスケートという、路上や建築のあらゆる構造物を利用し、自由に滑るスケートボードのスタイルを重要視しています。それは「どのような状況や場所も遊びに変える」というストリートの根本的な精神を体現しているのです。この普段立ち入ることのない隙間のコースを抜けていく道を通ると、外から見えない津波の大きなダメージの跡、まっすぐに見えて実は歪んでいる工場の敷地、そして震災の瓦礫がおかれた広大な空き地を見ることができます。森田は「スケートボードをすることは、街の中で普段気に留めないディティールを発見していくこと」と云いますが、この作品はそのような視点をスケートボードを知らない私達に分けてくれるのです。

 

 

「ZINE SWAP MEET CAMP」- STANG

大阪のストリートアーティストであるSTANGは、屋台式移動図書館と、その発信基地となるガレージ式図書館を制作しました。STANGは世界中から同じストリートアーティス達のzine(アーティストが出版社を通さず個人制作する画集)を収集しており、同時にアーティスト達がそのようなzineを出版することをプロデュースしています。そして集めた大量のzineを車に乗せ、日本各所を移動しながら販売・交換するプロジェクトを展開しており、今回はその東北限定版となります。都内の巨大な本屋でも、インターネットでも手に入れない、あくまで極個人的な出版物であるzine。それはSTANGが旅先で屋台を開いているのを偶然発見した人々だけが、出会うことができるのです。今回移動式屋台も、ガレージ式図書館も、殆どはこのOneparkで保存されていたスケートセクションの廃材によって制作されています。STANGはその時その場所でしか触れることの出来ない情報や素材を、まるで誰かの記憶のかけらを私達に届けてくれるのです。それは宝探しのようでもあり、また宛の無い旅のような面白さに溢れています。(共同制作者:Nampei Akaki、BIEN)

 

 

「rode work」- EVERYDAY HOLIDAY SQUAD

複数人の個別のアーティスト達によって構成されるアーティストユニットです。今回彼/彼女らは「Oneparkの利用停止」という状況に対し、Oneparkに関わるスケーター達と共にスケートセクション(スケートボードに利用する障害物)を野外に運び出し、夜間道路工事現場の機材や照明と組み合わせ、一晩限りの工事現場のようなスケートパークを作りだしました。工事現場とは工事前と工事後という途中の時間です。石巻も「震災という過去」と「復興という未来」の途中にあります。そして被災による建築破損の痕跡を残しながら運営されるOneparkも、今回スケートパークの「利用停止」と「再開」という時間の途中に立たされています。EVERYDAY HOLIDAY SQUADは夜間工事現場とOneparkを融解させていくことで、途中という時間を強調しています。ある状況が変化していく不安定な状態にこそ、新たな表現を生み出していくという「ストリートの初期衝動」を私達に見せてくれるのです。

協賛:仙台銘板